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  • 執筆者の写真sazanamicare

更新日:2023年8月28日

よく考える事として、一人の人間がもつ 水平線のきらめきのような なにかを 大切にした仕事をしたい ということがあります。


その方の日々の生活の中で発せられる生命力の美しさ、今この瞬間、過ごすことが出来ている時間の尊さ、人と人のポジティブな関わり合い。慈愛に満ちた言葉の交換。それらは美しく尊い。私たちの支援はそれを上手く引き出すものでありたい。


ケアセンターさざなみ大六の改築計画に伴い、企業を表現するサインやロゴデザインを考える機会がありました。


「ケアセンターさざなみ」のデザインを考える時、よくある波のうねうねとした造形を使うことではない、何か違う表現ができないかと考えました。「さざなみ」という屋号からどのような意味を見出せるか。


海の表情は常に一定でなく、穏やかな日もあれば荒れ狂う日もあります。光の具合によっても表情を変え続け、一日の中の時間帯によってもその姿は移ろいます。砂浜や地形も刻一刻と変わり、訪れる人やその人の置かれた状況や心情によってもその風景は違うように見えるかもしれません。



水平線には、確かに明確に境界があり、けれども非常に曖昧です。その美しく尊く儚い刹那を大切にしていきたい。


一人の人間の生と死に、深くかかわらせていただく仕事だからこそ、水平線のきらめきのような なにか を大切にしたい。それを大切にしていることをしっかりと共有していきたい。


『なにか』は人それぞれ違うでしょう。私たちは耳を澄まし、五感を研ぎ澄ませ、その何かを感じることに力を注ぎます。


「水平線のきらめきのような」をキーワードとして「さざなみ」という屋号から抽出し、デザインに落とし込み、日々の仕事の中で大切にしていきたいと思います。




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2023年2月4日に鋸南町中央公民館にて南房総リハビリテーション・ケア文化祭が開催されました。今年は鋸南町開催とのことで私たちも参加させて頂きました。


朝、さざなみの職員や職員の子供たちも参加しているフラダンスチームがオープニングイベントを担当。はじめにキッズのフラダンスをウクレレの伴奏付きで行い、次はシニアチームによる圧巻のフラダンス。お客さんも予想以上に多くいらっしゃり、盛り上がりのあるオープニングとなりました。


ちぎり絵コンテストにも参加。デイサービス二ヶ所で一生懸命作った大きな千切り絵を展示、見学者の方は気に入った作品に投票され、こちらも楽しい催しとなりました。


そして、気合を入れて参加させていただいた日々の活動のポスター発表。ブログタイトルにもある音楽療法について紹介をさせて頂きました。


さざなみには音楽療法士が在籍しています。音楽大学で音楽療法を学んだ上でそれを高齢者のケアに活かしたいとの強い思いのもと、2020年12月から参加してくれています。


多くの地域のケアに携わる方、リハビリを行うセラピストなど多種多様なオーディエンスが見守る中、日々の音楽療法の実践についてデイサービスの管理者と音楽療法士の2名で発表させて頂きました。


発表の場はとても空気感がよく、私自身、ケアに携わるものとして、そこにいらっしゃったオーディエンスの発表を聴く姿、良いものを取り入れようという前向きな姿勢や集中力に驚きました。発表者と同じような熱量でケアを探求する姿がありありと感じられ、とても嬉しく、頼もしく感じました。


発表後には、多くの方から質問やご意見があり、「出張はできるか?」「是非研修に行かせてほしい!」などなどとても嬉しいお声掛けをいただきました。想像以上に皆さんに興味を持って頂き、リハビリテーションの一つの可能性として良い提案ができたと感じています。


その他の発表や公演も学びが多く、とても良い機会となりました。自分たちの日々の実践に誇りを持ち、新たな視点の意見も飲み込みながら未来に進んでいきたいと思います!


以下に抄録としてパンフレット用に提出させていただいた文章を掲載させて頂きます。




「地域密着型通所介護における音楽療法の実践」


ケアセンターさざなみは「居宅介護支援」「訪問介護」「通所介護」「地域密着型通所介護」の4類型の居宅サービスを提供しており、地域密着型通所介護においては機能訓練の一環として『音楽療法』を取り入れている。


ケアセンターさざなみは鋸南町にある勝山海岸沿いに位置しており、元々海の家だった建物を改装しデイサービスとしている。窓一面に海岸の風景が広がり、季節毎に様々な景色を感じる事ができる。窓を開けると海の風が通り抜け、利用者は懐かしい海辺の雰囲気と共に1日を過ごされている。


音楽療法への取り組み


音楽療法士の介在により、認知機能に働きかける。

当然ながらデイサービスにはさまざまな状態の利用者が訪れ、認知症を患っている方、認知機能は保たれているがADLが低下している方、介護予防のために訪れる方、さまざまな年齢層の職員。状態で区分する事なく、それぞれが支え合い共に1日を過ごされる。


音楽療法のアプローチは様々で、歌を歌うことや歌と連動した体操、ハンドベルや竹太鼓を他者とタイミングを合わせ演奏していくことを通し、自ら音を鳴らし、五感が刺激され、身体の奥底までを震わせていく。


利用者の青春時代の流行歌をピアノの演奏に合わせて歌い、その歌や時代にまつわる話をする。利用者の記憶に働きかけ、記憶の発露を誘導する。そしてまた歌う。その繰り返しにより、利用者の声は大きくはっきりとしてくる。その時、特に印象的に感じられるのは認知症を患う方。表情や体のアクションは熱を帯び、歌や音楽の世界、自分の記憶の中の確かに存在した世界に身を委ねる。歌の合間のエピソードトークに思いもかけない方からの「人生の物語」が聞かれ、良い時間の共有が創出される。


ある方は年季の入った弦楽器を自宅から携え、音楽療法士との週一回のセッションに臨む。頭の中にコードが刻み込まれ、演奏を通し、徐々に音が強くはっきりとし、弾きたい曲目のリクエストを記憶の中の引き出しから取り出す。特等席で聞き惚れる利用者、セッションを取り囲み体操や創作活動が行われ、時間が流れていく。


音楽は人の心や体を癒し、震わせ、意欲を引き出す。得意な方も得意でない方も自分のできる参加の方法で発声し、音を奏でる。週に1~数回の通所を通し、音楽療法を用いて生活意欲を引き出す事に取り組む。




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本日、ケアセンターさざなみは仕事納めとなります。

一人での生活が困難な方はおられますので、一部訪問介護は年末年始も業務を絞り稼働してまいります。


本年もコロナウイルスへの対応に追われ、ブログの更新もままならず…。スタッフ一同走り続けた一年となりました。昨年のデルタ株からオミクロン株へ変化し、重症化率は低くなったとはいえ、その途方もない感染者数に圧倒された一年だったように思います。


来年で終わりにしてほしい…と切に願っておりますが、来年はどのような年になるでしょう。地域や社会と連携し、助け助けられながらなんとかサバイブしていきたいと思います。


そんな中、さざなみは少しずつ、前に進んでいます。

大きなトピックとして、皆様に協力いただきながら、さざなみ大六デイサービスの大規模改修工事が開始となっています。


工事に踏み切ろうと思ったきっかけは、やはり感染対策。これまでの浴室は窓が取れず、入浴介助中のマスク着用が必要となった今、サウナ状態の中、入浴介助に携わるスタッフの厳しさをどうしても改善したいと考えたことでした。よい就労環境を準備したいことが一番。


ただ、思い切って工事に踏み切るのであれば、単にお風呂の改修だけでなく、トータルで空間をブラッシュアップしていきたい。より新しい時代のデイサービスを作っていきたい。そんな思いから、ご縁をいただいた建築家 B2Aarchitects 馬場兼伸さんを設計に迎え、幾多の打ち合わせを経てようやく工事にたどり着きました。


12月から4月いっぱいほどの工事期間となりますが、区画を区切り、第一期工事に入っています。曜日の変更など関係者の皆様には大変ご尽力いただきました。ありがとうございます。





介護の仕事はとても深く、やりがいのある仕事です。

昨今の社会情勢、社会保障や介護を取り巻く環境は厳しく、単純に未来を見据えても希望が見出しずらいかもしれません。


この地域で介護に携わる私たちが、日々の仕事に誇りを持ち、思いを共にした仲間と良い環境で、質の高いサービスを継続して提供していくことで、後に続く人たちが、介護の仕事をしてみたい。この地域で生きていける。そんな風に思えるよう、生き生きと活動していきたい。そんな思いで来年も駆け抜けたいと思います。


この一年も多くの出会い、そして別れがありました。そのひとつひとつを大切に、感謝の気持ちとともに新しい年に向かいたいと思います。


本年もありがとうございました。来年も良い年になりますよう、どうぞよろしくお願いいたします。





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