sazanamicare
コロナ禍に思うこと
新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。
都市部の増加はもちろん、沖縄の人口に対する感染者数の増加はとても恐ろしいことだと思います。鋸南町も含め、医療体制が不十分な地域は、この数週間、戦々恐々としているように感じます。
現在、鋸南町の感染者数はゼロです。ただ、このままではいかないような気もします。
政策による、感染者を減らす取り組みが明確になされていない現在、エッセンシャルワーカーと表現された介護の仕事をする私たちにできることは、日々の実践の中で、標準予防策の徹底により、感染拡大をできる限り防いでいく事でしょう。
ただ、介護は人間対人間。どれだけ標準予防策を心がけても難しい場面があります。接触を伴わない介護はあり得ません。また隔離された状況で孤独に暮らす事は人間にはできません。そこには当然、感染リスクの伴うケアが必要になってきます。人間が健やかに生きるには、心の健康を保つ必要があり、日々、介護に携わる人々により、心のケアが行われています。
今、世界中で自分が感染する事への不安、自分が保菌者となり誰かにうつしてしまう事への不安を抱え、最前線で戦っている人たちが数え切れないほどいることでしょう。
感染の恐怖と共に恐ろしいことは、人間の心です。毎日飛び交う差別や偏見のニュース、善と悪に振り分け、差別していると自分が感じることなく、差別をしてしまう。ウイルス感染拡大により、世界中で隠れていた差別があぶりだされるようです。
今、だれがどこで感染するかはわかりません。皆が気を付け、大事な人を失わないよう心を尽くすこと。また、大事な人を失い、悲しみにくれる人をいたわる事、それを忘れない事。
自分のふとした言葉から気付かないままに、差別が飛び出さないよう、己を律します。
世界中で、闘っている、頑張っている人々に感謝と敬意を。安心、安全に楽しく生き生きと働き、家族と穏やかに、日々の生活を営める世界をまた取り戻せるように。
ここで終わらせてはならない。これからも素晴らしい人生が続きます。
また、明日からも、それぞれができることをしていきましょう。

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