介護の仕事には認知症ケアがつきものになりますが、色々と難しい場面が多くなるのが真夏の生活です。浜松で41度を超えたという話もありますが、高齢者の住まいにおいても厳しい状況が続いています。
認知症を患っており、お一人暮らし、又は老老介護で生活されている方は日本中に多くいらっしゃいます。施設に入るという選択肢ももちろんありますが、やはり家で暮らしたい。はたまた経済状況で選択できない。施設に空きがないなど理由は様々。
難しいのは暑い夏をどう過ごすか。
色々な価値観、送ってきた人生、性格があり、そこに認知機能の低下が現れることで、危険察知能力、判断力が薄れ、厳しい状況が現れます。
大きいのは、室内温度の管理。
暑さを感じづらくなり、もともとの価値観として、エアコンは風が嫌い、窓を開けるのは近所の目が気になるから…。色々な理由で室内温度は上昇し、サウナ状態になっている家が多くあります。
もう一つは飲水。
脱水症状、熱中症で運ばれる方が多くなっていますが、高齢になると喉の渇きを感じづらく、動くことが大変になり、トイレに行きたくないと水分を取ることを嫌がってしまう事があります。
色々な難しい場面が多くありますが、命にかかわる上記の二点については日本中の介護に携わる方が悩まれていることだと思います。解決の糸口はひとつでなく、その方の個別性、価値観に沿い、みんなで見つけ出していくしかありません。
高齢の方の暮らしてきた日本の気候とは変わってきてしまっている現代社会。何とか、体調を崩すことなく、自宅での生活を当たり前に送れるように。みんなで考え、乗り越えましょう!
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